福岡市美術館「夏休みこども美術館2012」のデザイン

DSC06719 先週の水曜日・7/18(水)から福岡市美術館で始まっている
夏休みこども美術館2012」に、デザインで関わらせて頂いています。
昨年の「大浦こころ展」に引き続き、こうした形で参加させて頂いてとっても光栄です!

まずは子供たち(と保護者の方)を美術館に導くチラシ(フライヤー)。
今回は九州を代表する画家・菊畑茂久馬さんを取り上げた
「こどもギャラリー そら・うみ・かぜ-菊畑茂久馬の絵-」が目玉になるので
菊畑さんの作品を大きく取り上げたレイアウトになりました。

DSC06717 夏休み前に学校などで配られることを想定して、「ああ、なんか美術館のチラシね…」と
目の前をスルーされないように、なるべく「何だろう??」と思ってもらえるように、
表面は文字のほとんどを新しく作りました。
裏面は紙を裏返したときに違和感が出るように、色の印象を少し変えています。

DSC06721 表面の印刷は、子供が好きそうな光り物(特色ゴールド)に。
最初はベタ一色だったのですが、色校正の時にアイデアを思い付いて、印刷の網点の濃度を変えることで
ストライプ模様を追加しました。インクを載せすぎると薄い部分が潰れてしまうので、
印刷会社さんには微妙な調整に対応して頂きました。本当にありがとうございます!
角度によって光沢感が変わるので、ぜひ手にとってみてください。

DSC06720 題名は「こども美術館」だけど大人にも来て欲しいので、こんなメッセージを入れてみたり。
コピーライターさんのような素敵な言葉は書けないので、なるべく素朴に、かんたんな言葉で。

さらに今回は、会場のパネルなどのお手伝いもさせて頂きました。
美術館さんから会場の写真を頂いたので、ちょっとだけ色調整してご紹介します。

P1000056 会場は昨年の「大浦こころ展」と同じく、2Fの企画展示室です。
この展覧会の直前に壁が真っ白に塗り直された空間に、「そら」「うみ」「かぜ」のテーマに分かれて
作品たちが並びます。天井の高さは約4m。作品の大きさが伝わるかと…。

P1000068 それぞれの作品には、作品をより楽しく鑑賞するためのメッセージが書かれています。
作品が喋っているようなイメージで、吹き出しのデザインにしました。

P1000072 会場の所々でナビゲーションしてくれる、菊畑茂久馬さんのイラストは
漫画家の佐々木先生にお願いしました。快く引き受けてくれてありがとうございます!
先生のブログでは、この絵が完成するまでの過程も面白く紹介されています
書かれているほどひどい事は言われてませんけど(笑)、菊畑さんは本当に愛されてるんだなあと
感じることが出来るやり取りでした。

P1000073 会場の最後には、菊畑さんの制作風景や画材を展示する小さなコーナーも。
これは最初の打ち合わせのときに、子供たちは“画家”という仕事について、
作品を見ただけだと分からないのでは…とお話したのをきっかけに、アイデアを採用して頂きました。

今回は担当の神保さん、岩永さんとこうしたやり取りを少しずつ行いながら
進めることができ、とてもいい経験をさせて頂きました。今回も本当にありがとうございました!

P1000105 その他にも菊畑さんの書いた絵本などが読める「夏休みこどもとしょかん」や
菊畑さんの「そら・うみ・かぜ」の絵を「ことば」で表す「こどもワークショップ」、
僕もこっそり参加してみたい「美術館探検(美術館の裏側を探検します)」など、
さまざまなイベントが行われています。

期間は9/2(日)まで。
7〜8月はピーク時の家庭で使用する電力を低減するための「クールシェアふくおか」に
参加しているため、大人と高・大生の常設展示観覧料(本展を含む)が無料になります。
普段美術館にあまり行かれない方も、この機会にぜひ行ってみてください。


福岡市美術館 夏休みこども美術館2012
http://www.fukuoka-art-museum.jp/jb/html/jb01/fs_jb01.html

*7/29(日)まで開催されているフランスの画家「ユベール・ロベール」展も
周りのデザイナーさんたちにとても好評です(facebookで確認)。こちらも良かったら!

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