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Gilles de Brock
オランダハウス/Gilles de Brock滞在制作
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2018.6.15

ロゴや壁面グラフィックなどを担当した、佐賀県の肥前さが幕末維新博覧会パビリオン「オランダハウス」。
オープニング以来、なかなか足を運ぶ機会が無かったので、打ち合わせで佐賀に来たタイミングで見学に行きました。
旧佐賀銀行の重厚な建物の中に、鮮やかなオレンジ色のキューブが収まっている斬新なデザイン(写真はWorksでご覧ください)。
そうそう、トイレのサインも初めて作ったんですよね。赤と水色の、オランダの国旗をイメージしたカラーリングになっています。

館内に入ると、左右にガラス張りの二つのギャラリー空間があります。

まずはこちら側のギャラリーから見てみましょう…

オランダのグラフィックデザイナー、Gilles de Brockさんが滞在制作を行っている最中でした。
ナイキやレッドブルなどをクライアントに持つ、人気のデザイナーさんだそうです。

今回取り組んでいるのは、オープンソースの機材を使ってポスカ(ペン)を動かし、画像をアナログ化する試み。

ピクセル的な表現に、あえてランダムな動きを入れることで、独特なビジュアルが生まれていました。
ポスカの限られた色の組合せが面白くて、新鮮なグラフィックになっています。
バックの線はタイルの目のイメージで、最終的にグラフィックはタイルに絵付けされ、タイル画として完成する予定のようでした。

作業スペースの壁には有田のゆるキャラ「ありたん」や、ボンタンアメのパッケージも。ボンタンアメの色合い、改めて見るとすごくモダンな配色ですね。
7/12からは完成した作品の展示が行われるそうなので、出来上がりが楽しみです。


もう一方のギャラリーでは5月まで滞在制作をしていた映画監督、Thessa Meijerさんの展示が行われています。
魚の「ムツゴロウ」をテーマにした映画の撮影を行い、現在はオランダで映画祭出展に向けて編集中とのこと。

これはメールのやり取りや資料、撮影中に飛び出した名言などが時系列に配置されたもの。
…撮影、想像を絶する大変な現場になっていたことが、資料から伝わってきました。ここで書くのが憚られるレベルだったので、会場でぜひチェックして頂きたいです。

ただ、その甲斐もあってか、撮影された映像のスチール写真はとても美しく、映画の完成がとても楽しみになるようなものでした。
こっそり持って帰りたくなるようないい写真だったな…。

オランダハウスでは、定期的にクリエイターを入れ替えながら作品展示と滞在制作を行っています。
気になる方はWebサイトでスケジュールをチェックして、会場を覗いてみてください。

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