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Bruno Munari
6月23日~8月26日 北九州リバーウォークでブルーノ・ムナーリの大規模な回顧展が開催中
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2018.8.8

本好きの間では『きりのなかのサーカス』など、「子供のために絵本を作ったデザイナー」の代表格として知られている気がするブルーノ・ムナーリですが、僕もその一人だったので、彼の仕事の全貌を学びに行ってきました。

北九州リバーウォーク内にある北九州市立美術館分館では、8月26日まで「ブルーノ・ムナーリ 役に立たない機械をつくった男」を開催中。
約一世紀にわたり、芸術からデザイン、そして造形教育まで、独創的な活動を繰り広げたブルーノ・ムナーリの活動を辿る、大規模な回顧展となっています。

春に神奈川で行われていた展示の巡回展で、そのときはSNSで沢山の感想が流れてきていたのですが、今回はなぜか全く情報が流れてこないのでドキドキしながら行ったところ、素晴らしい内容でした!ムナーリの名前を知っている人や、ちょっとでも興味がある人は、会期が残り少ないですし、すぐに行った方が良いと思います。

個人的には展示物の全てに学びがある内容だったのですが、その中でも表題になっているモビール作品「役に立たない機械」や雑誌のアートディレクションなど、気になる作品の殆どがキャリアの初期の20代に作られたものであることに衝撃を受けました。
また、厚紙を折り曲げて作る「旅行のための彫刻」のシリーズは、畳んだ作品を旅先で広げることで、いつでも文化的な空間を作ることが出来るというコンセプトで、その発想の斬新さや軽やかさに驚きました。

もちろん、単純な平面の構成や色彩感覚も素晴らしく、現代のデザインを行う上で、ムナーリの影響を間接的にせよ、受けていない人は居ないんじゃないかという感想を持ちました。
初めてムナーリの活動の全容を見たので興奮して感想を書いていて、詳しい方がこのサイトを見ていたらとても恥ずかしいのですが、とにかく行けて良かった展覧会です。


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ブルーノ・ムナーリ 役に立たない機械をつくった男

開催期間 2018年6月23日(土)~8月26日(日) 【会期中無休】
開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
会場 北九州市立美術館分館(リバーウォーク北九州5F)
http://www.kmma.jp/bunkan/exhibition/2018_bruno-munar.html

これまでにないブルーノ・ムナーリ展。子どものための本や製品にとどまらず活動の全貌を紹介 | Webマガジン「AXIS」|Web Magazine AXIS
https://www.axismag.jp/posts/2018/04/91113.html
神奈川での展示の、AXISによるレポート。展示物の写真も掲載されています。