taromagazine™ / taro misako
FUKUOKA ART MUSEUM
福岡市美術館のリニューアル
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2019.1.20

仕事でもお世話になっている福岡市美術館が、改装リニューアルのための休館を終えて、3月にオープンする。
館内や展示室が綺麗になるのはもちろん、隣にある大濠公園からの導線が良くなったり、ホテルニューオータニが運営するカフェやレストランが新設され、これまで美術館を利用しなかった層を取り込む仕掛けが取り入れられているみたい。

個人的にも前川國男による建築やバスキア、ミロなどの常設展が好きだし、「想像しなおし」などの個性的な現代美術の企画展は福岡が全国に誇っていいものだと思っている。

というわけで大好きな福岡市美術館なんだけど、リニューアルオープンに関わるグラフィックが少し気になっている。

少し前まではこんな感じで、数字やカタカナに文字詰めが入ってないな、とか、右上に不自然な余白があるから、こういうときは全体が綺麗に収まるように文字数を調整する方がいいよな…とか、ピンクはキツいからロゴと揃えた茶色か黒が良かったな、とか余計なお世話を考えてたぐらいだったんだけど、最近になって出てきた新パターンが↓これ。

「福岡市美術館」の文字がまるごと消えてロゴに変わっていて、右側には元のロゴがそのまま残っている。
さらに左側には「アジアのリーダー都市を目指して、福岡市を次のステージへと飛躍させるためのチャレンジの総称」である「FUKUOKA NEXT」のロゴが美術館のロゴよりも大きく入ることで、何がリニューアルオープンするのか、ひと目では分からないようになってしまった。

どう考えてもバランスが不自然なので、上流の方から「絶対にこうしてほしい」という指示が入らない限り、作るのが逆に難しい配置になっていると思うけど、実際のところはどうなんだろう。

個人的には新しくなったロゴをデザインされた井上庸子さん(FRAPBOISなどのロゴや広告でおなじみ)に、リニューアルに際してのデザインも一括してお願いするのが、いい意味で違和感がある新ロゴの正しい使い方を示す意味でも良かったと思う。今の使われ方だと、ロゴだけが浮いて見えるので…


みんなが期待しているリニューアルのタイミングだし、素敵な建築物だし、福岡に来る観光客の多くが訪れる大濠公園の隣だしで、もうちょっと質の良いアウトプットを期待したかったなというのがファンとしての正直な気持ち。3月のオープンのときには美術館の格に見合ったデザインが出てきますように…。

ちなみに、分身パターンもありました。

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