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DEVILMAN crybaby
DEVILMAN crybaby
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2019.1.26

Netflixを契約したので、さっそく「DEVILMAN crybaby」全10話を観た。
永井豪の原作漫画は僕にとってのオールタイム・ベストな一冊だし、監督を手がけた湯浅政明氏の仕事は「クレヨンしんちゃん」の映画やアニメ「ピンポン」で観ていて(「マインド・ゲーム」を観てないのがオタク失格である)好きな監督の一人だったので、ずっと気になっていたのだ。

以前TVシリーズで放送されていた「デビルマン」がアニメオリジナルのストーリーだったのに対して、「crybaby」は時代設定が現代になっている以外はある程度原作に忠実な進行になっている。


ここからは原作を知ってる人、観た人限定の話題になるけど…

1話で明にアモンが憑依してデビルマンになるくだりが妙にぼやっと表現されていて、重要なシーンなのになぜ?と思った。それで不安を感じたんだけど、2話、3話と進むにつれてだんだん面白くなっていって安心した。

原作の不良グループは今作ではラッパー集団に置き換えられているんだけど、これも最初は違和感があったけど少しずつ慣れてきた。4話の告白ラップはグッと来たな。他の変更点ではミーコの存在も良かった。明の泣き虫(crybaby)設定も違和感なくハマってた。

Netflix限定配信ということで、テレビでは難しそうな暴力描写、性描写があったけど、これは効果的に使われてるなと思った。永井先生もお喜びだろう。戦闘シーンとか、画面が暗くて何をやってるのか分からない場面がけっこうあったのは気になったな。


終盤の美樹のくだりは、バトンの謎設定や漫画と違う状況がマイナスに働いていて、どうして助からないのかの説得力が欠けているように感じた。ただ、ここで流れた石野卓球と七尾旅人の「今夜だけ」は素晴らしく良かった。このシーンが生まれただけでも、この作品が作られた意味があると思う。

ラストは原作の時間軸の省略の仕方が最高で、それによって神作品になっていると思っているので、今作で省略された部分をわざわざ画にしてしまったことで、正直、蛇足になってしまっていた気がする。おかげで原作の良いところに改めて気付けたけど…。


以上、twitterでつぶやいたことを元にざっくり振り返ってみたけど、湯浅作品ならではの個性的な作画はさすがだし、何せ原作が素晴らしいので、今作も観る価値のある1本になっていると思う。

週末なので、いつもに増してざっくり感想でした。


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Netflix限定だけど、ブルーレイは出るのね。

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原作は今はこのバージョンみたい。紹介に、連載当時のテンポが〜と書かれてるから、僕が持ってた文庫版は加筆要素が多かったんだろうな。こっちも欲しい。

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