taromagazine™ / taro misako
TOKYO DAY2
東京2日目(石川直樹、ゲームスケープ、DOMANI・明日展)
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2019.2.15

せっかく柴又にいるんだから…と、帝釈天に行って草だんご食べて柴又を出発。駅前には例の兄妹がいた。
帝釈天の参道、映画のイメージで賑わっている様子を想像していたんだけど、とても小ぢんまりとしていて、ほっとする町並みだった。
今日はとても寒い日で、地元の人がすれ違いざまに今日は寒いねえ、本当に寒いねえ、と言葉を交わしていて、イメージ通りの下町感があって良かった。

オペラシティ4FのICCに行く前に、3Fのアートギャラリーに寄り道。「石川直樹 この星の光の地図を写す」。北九州で見逃したので、ここで見ることにした。月並みな感想になるけど、8000m級の山に登るだけでもすごいのに、そこで写真家として良い写真を撮ってこないといけないわけで、両方の能力を持つ石川さんに素直に憧れる。それと同時に、山に登らなさそうな写真家(え〜と、川内倫子さんとか?)を連れてきたらどんな写真を撮るんだろうな、と思ったりもした。
あと、今回の展示の宣伝美術を手がけるキギさんの、特に植原さんだと思うんだけどデザインの冴えが凄い。新しいステージに到達しているのが分かる。僕もあやかりたい…。
そんなことを考えつつ、ミュージアムショップで息子のお土産に石川バージョンの「写ルンです」を購入。

館内のカフェでお昼ご飯を食べつつ見積書を書いたり、ラフデザインを提出したり。

眠り続けるスーパーマリオ。

プレイすることから切り離されることで立ち上がる、ビデオゲームの中の風景「ゲームスケープ(造語)」の展覧会「イン・ア・ゲームスケープ」。
ゲームの中にある環境や身体感覚は現実のそれと密接に繋がっていて、「ヴァーチャル」なんて言葉では纏められない…!と日頃から思っているので、激しく頷きたくなる作品が数多く展示されていた。
LIMBOとか、普通にプレイできるアート性の強いインディゲーム作品もあったけど、短い時間では体験も薄くなるし、無い方がテーマが明確になって良かったと思うな。(昨日の田中大原展と違って予備知識がある分野なので、割とはっきり自分の意見が言える…)

GTAに出てくる鹿だけを自動的に移し続ける作品や…

レースゲームのフォトモードを使って撮られた「退屈な絵ハガキ」の展示とか。
シェンムーのような、AIを使った架空の街の風景を写し続けるだけの、谷口暁彦さんの作品「何も起きない」もとても良かった。

会場の外にはエキソニモによるGoogleのホーム画面を写すウィンドウが油彩で描かれた「風景画」が。「ゲームスケープ」ではないけど、これも拡張された日常を風景と捉えた素敵な作品だと思う。

移動しながら、今日〆切の美術館のポスターを福岡の福田さんに入稿してもらう指示を出す。

国立新美術館で「DOMANI・明日展」。文化庁が行っている海外研修制度で海外に行った若手作家の作品を集めた展覧会。お友だち(と僕は思っている。3回しか会ったことないけど)の志村信裕さんの、羊をめぐるドキュメンタリー作品が目的だった。フランスのバスク地方で羊を育て、毛糸を紡ぐ人たちと、成田空港の近くで牧場を営んでいた(まだ営んでいる?)ご夫婦へのインタビューを通じて、地球上から失われつつある手仕事の姿に迫ろうというもの。映像も綺麗で、内容も面白かったけど、もう少しだけテンポが早かったら見やすかったかもしれないなと思った。あまり分かりやすく作りすぎると作品の性質が変わってきそうだから難しいと思うけど。

東青山で豆皿を買い足したり、COSで頼まれた物を買ったりしながらスパイラルのててて見本市会場に滑り込み…と思ったら、最終日は1時間早く終わるのでみんな撤収を行っていた。のでヤマノテさんの撤収や発送のお手伝いをすることに。ちゃっかりそのまま打ち上げまで参加させてもらって、いい夜だった。

今夜はIMAさんとTAKAIYAMAさんが手がける西鉄イン日本橋にチェックイン。安価な宿泊施設のリサーチも続く…

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