taromagazine™ / taro misako
IN THE KITCHEN
『キッチンで読むビジネスのはなし』を読んで、仕事観が変わった。
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2019.2.17

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@noriichida 一田さんのビジネス本と聞いて前から気になっていた一冊を読了。自分はまさに一田さん側の人間で、経営者たちの言葉にうんうんと頷く、感心する、見習うことばかり。実はビジネス書とか経営者のインタビュー記事は大好き。だけど、1兆円企業の話を読んでも自分のビジネスと地続かない…そんな自分みたいな人間の背中を押してくれ、いま一度ビジネスの基本のきにたちかえらせてくれる本。経営者のチョイスも知ってる顔あり、気になってたあのお店の人ありで、直接はなかなか聞けなかった話が一気に読めて嬉しい。一田さん、この本は「誰かの助けに」なってます!

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誰しも、関わり方はそれぞれあっても、同じ資本主義経済という仕組みのなかで経済活動を営んでいます。無理に平静を装ってそこから背を向けるよりも、しっかりと向き合って、自らの生業をビジネスと捉える生き方が自然体で豊かに暮らせるコツかもしれないと本書を読むと思います。 お金を稼ぐという意味ではなく、ビジネスと向き合う事で、生き方や暮らし方が見えてくる。そのリアリティにどきっとしたり共感したり。 よし!もっとビジネスとしての本屋を確立させるぞ! #キッチンで読むビジネスのはなし #一田憲子 #KADOKAWA #minoubookreview

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東京滞在中、instagramで前田さんがおすすめされていて、そういえばMINOUの石井さんも以前紹介されていたなと思い出し、Kindle版があることに気付いてホテルで購入。部屋のフットマッサージ機をウィンウィン言わせながら読み始めたら最初から最後まで面白くて、帰りの飛行機が福岡空港に着く頃には読了してしまったのだった。

キッチンで読むビジネスのはなし 11人の社長に聞いた仕事とお金のこと
KADOKAWA / 角川マガジンズ (2018-09-20)
売り上げランキング: 10,238

『キッチンで読むビジネスのはなし』は、ムック『暮らしのおへそ』などで活躍されている編集者の一田憲子さんが、仕事を通じて知り合った経営者に「ビジネス」について聞いたインタビュー集だ。

ふつうのビジネス系のそれと大きく違うのは、ビジネスや経済に明るい人が聞くのではなく、一田さんがほぼ素人の立場で質問していることと、出てくる人が一田さんの知人なので、「北欧、暮らしの道具店」の佐藤有子さんを筆頭に、菓子研究家のいがらしろみさん、元マーガレット・ハウエル、n100の大井幸衣さんなど、単純に僕も興味があったり好きだったりする人が登場するので、とても入りやすい本だった。

特に冒頭の佐藤有子さんの下りが印象に残っている。

「万人うけするもの=売れるものと、本当のいいものはイコールなんでしょうか?」。佐藤さんにちょっと意地悪な質問をしてみました。すると、思いがけない答えが返ってきたのです。「『選んでいる私の価値をわかってほしい』のか、『あなたの必要をわかってあげたい』のかでお店のスタンスは変わります。私たちにまったくなかったのは『私たちの審美眼をわかってほしい』という欲でした」。この言葉は私の胸にグサリと刺さりました。


これには僕もグサリと来るものがあった。普段の仕事ではなるべくお客さんと同じ地平、同じ目線に立って物事を考えていきたい…と思ってはいるけど、どうしても「自分のことを理解して欲しい」とか「良いデザインを作って認められたい」という考えが頭の片隅にあることに気付かされたようで…。

この本の中には多くの経営者が出てくるけど、その中で繰り返し出てきた話は

 「ビジネスとは、誰かの幸せをとことん考えること」
 「『私の好きなこと』によって、いかに周りの人が幸せになるか、考える」
 「『好きなことがやりたい』と起業して、うまくいかない事業には決定的に欠けていることが一つあるんです。それは『誰かの課題を解決してあげる』という視点。
 「『向き合う人を幸せにする』という想いです。」
 「じぶんが『いい』と思うことではなく、相手が『してほしい』ことをする。」

ビジネスを成功に導くためには、仕事をする相手のこと、周りの幸せのことをとにかく考えること、というシンプルな答えだった。

ビジネス論…お金を上手く稼ぐ方法のようなものがあるのかなとずっと考えていたけど、答えを聞いてみると、「相手が幸せになることで、自分も幸せ(経済的・精神的)になる」という単純な話で、これにずっと気付けずにいたのか…と思うけど、この時点で気付くことが出来て良かった。

これからは、自分の仕事の目的に「関わる人を幸せにする」という視点を持って毎日の仕事に取り組める気がする。そんなきっかけをもらえる読書だった。

著者の一田さん、紹介してくれた前田さん、石井さんありがとうございました!

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