taromagazine™ / taro misako
YURI ON ICE
ユーリ!!! on ICE(感想)
/
2019.4.10


2016年にTVで放送されていたアニメ『ユーリ!!! on ICE』。
放送当時、Web上での評判を横目で見ながら「はいはい、主人公とロシア人コーチがイチャイチャする腐女子向けの作品ね〜」などと斜に構えたスタンスを取ってました。その後、仕事で唐津(ロケ地)に出張するたびに「ユーリ」「ユーリ」と話題に出てくるので、これは見ておかないといけないやつなのでは…とAmazonプライム・ビデオのdアニメの試用期間に観始めてみたら…


主人公とロシア人コーチがイチャイチャするの、最高…………………!!!


無駄の無い完璧な12話だったな〜。
いわゆるスポーツ物って天才主人公の幼少期からを描くことが多いけど(キャプテン翼とか)、主人公のユーリは23歳のベテラン選手で、いきなりグランプリファイナルで惨敗するところ始まり、失意の内に地元のスケート場で憧れの選手ヴィクトルの演技を真似していたところ、それを撮った動画が本人の目に止まり、コーチとして来日。そこから始まるユーリの引退をかけた最後の8ヶ月間…!という導入がもう熱い。

その後も、ヴィクトルを追いかけてロシアからやってきた、もう一人のユーリ(ユーリ・プリセツキー。通称ユリオ)とのコーチをかけたライバル対決、フリースケーティング用のオリジナル曲作り、国内予選やグランプリシリーズで登場する各国の個性豊かなスケーターたち…そこからのグランプリファイナルと、最後のエキシビジョンは本当に感動しました。

アニメの作りとしての特徴は、作中の大半を占めるスケートのシーン。アップなどの演出に極力頼らず、TVのようなカメラワークで丁寧に描かれていること、主人公以外の選手の演技もほぼノーカットで見せる事で、本当にTVでスケート中継を観ているような緊張感を体験できるようになっています。終盤は各選手が無事に滑走できるか、ハラハラしながら見てました。アニメなのに…。

男子同士の絡み要素もネタとしてニヤニヤしながら楽しめたし、サービスカットは「美しい男子は美しいな〜」と、頭を空っぽにして観られたのも良かったです。(いちばん好きなエピソードはカツ丼ピロシキのくだりです。ユリオかわいい。)


小道具としては、全編を通してinstagramの存在感が大きかったなと思います。これまでスマートフォンやLINEなどが出てくるアニメは見たことあったけど、登場人物同士がinstagramを通じて繋がっていたり、自撮りしたりしているのは新鮮でした。大会の開催地・バルセロナでユーリがホテルの部屋でうじうじしながら、他の人がオフを楽しく過ごしている様子をインスタ越しに眺めてたりするのは、妙なリアルさがありました。EDもinstagramのタイムラインが効果的に使われてましたね。シャワーシーンあり、ライアン・マッギンレーもびっくりの花火ありと、名エンディングだと思います。


や〜、本当に面白かった。


去年、唐津にリサーチに行ったときにいろいろ案内してもらったけど、先に『ユーリ!!!』観てから行くべきだった。海外から観光客が巡礼に来るのも、みんなカツ丼(ユーリの実家の温泉で)食べたくなるのもわかる〜!と思いながらGoogle Photoを漁っていたら、いくつかのロケ地には行ってました↓

唐津の空と海、松原が見える展望台や…

ユーリとヴィクトルが過ごした海…

ユリオが無償の愛(アガペ)に目覚めた「見帰りの滝」!!!!!!!!

こうして写真で振り返るだけでも楽しいので、観てから行ったらそれはそれは楽しいでしょうねえ。
年始にハマった『ゾンビランドサガ』も佐賀県が舞台だったし、佐賀、盛り上がってるな〜と思ってたらこの2作品、同じ「MAPPA」という制作会社が作ってるみたいですね。恐るべしマッパ…。

どちらも最高に面白いので、ぜひ見てみてください。