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PlayDate
日経「グーグル参入でゲーム機が消える?」→Panic「毎週ゲームが届く携帯ゲーム機作ったで」
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2019.5.23

日本経済新聞のWebページ「ゲーム機が消える? グーグル参入の衝撃」、読みました?
3月にGoogleが発表したクラウド型ゲームプラットフォーム「Stadia」の登場を受けて、5/17にソニーとマイクロソフトが戦略的提携で合意することが発表され、大きく動こうとしているゲームの世界を、ざっと把握することができる分かりやすいプレゼンテーションだと思います。

Web上での反応は、UIが分かりづらいとか、コンシューマーゲームは無くならない!みたいなヒステリックな反応もありますが、僕は良いサイトだなと思いました(ホイールでのスクロールが難しくて、キーボード使いましたが)。

この記事が公開されたのが昨日(5/22)。これからのゲームの世界はクラウド型が主流になるよね…と思った翌日、発表されたのが…

Web制作用のテキストエディタで、僕も愛用している「Coda」をリリースしているPanicという会社による、毎週ゲームが届くユニークな携帯ゲーム機「Playdate」でした。

400×240ピクセルの2色モノクロ液晶に十字キー、ABボタンと右側に特徴的な入力デバイス「クランク」を備えた、レトロだけどチープではないプロダクトデザインは、個性的なシンセサイザーをリリースしているスウェーデンの「teenage engineering」によるもの。
本体価格は149ドルで、12週にわたって毎週1本ずつ届くゲーム(48本)が含まれた料金です。

これだけでも魅力的な製品なんですが、Playdate自体のWebサイトが、良かった…!

本体とおなじ黄色い背景に、大きな黒文字で書かれた導入文。

こういう要素が少なくて文字が大きめのデザイン、僕の最近の仕事だと「いざわせいとぅ」さんとか「白糸酒造」さんで同じようなアプローチを試みていますが、このサイトでもPlaydate自体の可愛らしい筐体デザインと大きめの文字サイズのバランスがとてもマッチしていると思います。

ここからプロダクトの画像を挟み、ステートメントへと流れていきます。

ビデオゲームを愛しています。

ゲームが私たちを連れて行ってくれる場所、ゲームが私たちに与えてくれる感情、私たちはゲームと共に育ちました。大げさに聞こえるかも知れませんが、とても大切なことで、本当のことです。


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僕がゲームに対して感じる思いのすべてが簡潔に書かれたこの文章に、すさまじく感動しました。
ゲームをしない人にとっては「大げさに聞こえるかも知れませんが」、僕にとって「とても大切なことで、本当のこと」だから。

Webサイト制作の仕事を始めて10年以上が経ちますが、Web上でこんなに心を揺さぶられたのはこのサイトが初めてかもしれません。翻訳の率直な文体も良かったのかな…(震え)。

こんなことを言われてしまっては買わざるを得ません。さっそくリリース時にメールが届くよう、登録しました。

Playdateは2020年出荷予定。
Stadiaのまったく新しい体験も気になりますが、〇〇ミニ系の小型ゲーム機も人気がありますし、こういうニッチで小ロットのプロダクトがいくつも出てくると、ゲームの世界の多様性も広がって面白いシーンが生まれそうですね。

Panicが出している森林火災監視員ゲーム『Firewatch』でも遊びながら、リリースを待とうと思います。