
お仕事で来福されていた、アートディレクターの菊地敦己さんを有志で囲む会に呼んで頂いた。
思い切って持参したいくつかの制作物と、菊地さんの最近のお仕事を比較しながらお話を伺うことが出来たのですが、
文字や要素の大きさ、レイアウトの方向などのバランス感覚の全てを「手描き」をベースにした
人間の身体の尺度=ヒューマンスケールで行うという手法が、単純だけど思い付かなかった、新しい発見でした。
これを他のデザイナーさんに言われても、そうですよね〜としか思わないけど
あの独特な菊地デザインを頭に浮かべながら思い返すと、納得の度合いがまるで違って来るのが面白いです。
余白を平面ではなくコントラストや形の持つベクトル・モーメントも含めた三次元で考えるなど、
他にもいろいろと興味深いお話を伺い、久しぶりにグラフィックデザインの魅力を再確認できた時間でした。