taromagazine™ / taro misako
詩とアニメと音楽と何か in Fukuoka
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2010.3.14



(↑上映された作品の一つ「ラブ・エレベーター」。)

3月6日(土)にアジア美術館のあじびホールで行われた、
ウィスット・ポンニミットさん(通称タムくん)と谷川俊太郎さんによる
イベント、「詩とアニメと音楽と何か in Fukuoka」に
eさん、eさんの弟の3人で行ってきました。

タムくんの方は、自作のアニメーションに、本人がピアノやギターで
場面に合わせて伴奏を入れていく、というスタイル。

あの独特のイラストがフルフルとした手描きの線で動いているだけで
まるで鹿の赤ちゃんが初めて立つ瞬間を見るような気持ちになってしまうのですが、
同じように、演奏もシンプルな中に「ゆらぎ」が感じられて
その2つが合わさったら、もう………………………………!
という感じで、自然と目から溢れてくるものを抑えるので必死で
ずっと口の端っこを噛みしめている始末でした。

最後の方は、もう「泣いたら負け」「泣いたら負けやで!」
「もうだめもうだめもうだめもうだめ!!!!!!」と、
自分の心の中でのバトルが、それはもう凄まじかったです。
なんなんだろう、あの感覚は。

きれいなものや、醜いもの、笑いや悲しみや怒りなんかの感情が、
ふんわりとした絵柄で包まれることで、オブラートみたいに
自然と自分の中の深いところに入ってくるのかもしれません。


みみをすます
対する谷川さんの方は、「えをかく」「みみをすます」などの朗読に合わせて
タムくんがその場でライブドローイングをするものや、絵本の朗読、
タムくんのアニメの上映の前後に、対応する詩を朗読したり。

谷川さんの詩、実は有名なものしか読んだことが無いうえに
例えば「みみをすます」とかだと、途中で文字によるイメージの羅列に
頭がぼんやりしてきて、ちゃんと読むことができないような気がしていたんですが、
初めてご本人の朗読を聞くことで、初めてちゃんと自分の中で
イメージが立ち上がってきたように感じました。

特にドローイングの時に読まれた2つの詩は、両方とも
静かに始まって、少しずつ言葉が並んでいき、中盤で爆発!
そしてまた、静かになって最初にもどる…という構成で(たしか)出来ていて
まるで現代のポストロックの音楽みたいでした。
30年以上前に、こんなものを作っていたなんて…と相当驚いたんですけど、
ちゃんと知っている方だったら、何をいまさら…という感じなんでしょうね。
お恥ずかしいです…。

ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ(新価格)
「ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ」「もこ もこもこ」なんかも、面白かったー!
78歳であんなに面白おかしく朗読が出来るって、格好いいなあ!
二人のやり取りもとっても楽しくて、これは良いものを見たなあと、
3人で感激しながら会場を後にしました。

001
その後、フライヤーをデザインさせて頂いた関係で、打ち上げにも3人で呼んで頂いて、
恐る恐る参加させて頂きました。余ったフライヤーがこんな感じで再利用されてた!
タムくん(&奥様)と谷川さんとも、ほんの少しだけお話しできて、とっても貴重な体験でした。

002
お二人が帰られた後も、残った人たちで場所を変えて
アートや演劇、出版などの熱い話が。
最近ちょっと仕事ばかりで出不精だったので、こうしたお話を聞けたのも
とっても楽しかったです。呼んで頂いて、本当にありがとうございました!