
今回の旅行、ユースホステルを多用してます。
個室を選べば簡易ホテルみたいに使えるし(その分、安いホテルぐらいの値段になりますが…)、
場所を探しやすく、使い方も基本的には世界共通なので、初めての国に行くには
こっちの方が安心…みたいな考え方だったんですよね。
実際に行ってみると、場所によってはシャワー・トイレが共同だったりと
聞いてないよーなトラブルもあったりしたんですが、日本のユースと違って
こちらは親子連れなども多く、清潔感もあるのでかなり印象が違いました。
そんな中でもこの、ドイツ国境の町「バーゼル」のユースホステルは
デザインとアートの街に建っているだけのことはあり、かなり面白い造りになっていました。
中に入るといきなりコンクリート打ちっぱなしの、ミニマルな空間。
フロントのお姉さんが大変美人な方で(こればっかり言っている気もしますが)、
もう一人、別の方がいることもあったのですが、こちらも同様に美人で
「絶対にオーナーが顔で選んでる…!」と、我々。
とっても気さくで、楽しいお姉さんたちでしたよー!
ロビーの革張りのソファー、とっても気持良かったです。
フロアの案内は壁に直接印刷。これで行こうって考えた人、凄いなあ。
ちょっと監獄っぽい気もする廊下。男子トイレと女子トイレのマークが
ナポレオンとモナリザのイラストだったりして、気が効いてました。
ダブル(?)のお部屋はこんな感じ。実際は、もっと広い空間でした。
テーブルやベッドに使われている木は全館で共通のものを使っているようです。
マットレスやシーツはスイス全国で共通っぽいのですが、空間が違うだけで
なんだかいい感じに…!
お手洗いとシャワーも必要最小限。土足の水回りって、日本とは考え方が違っていて
どうやったら綺麗に使えるのか、未だに分からなかったりします…掃除大変そう…。
地下には卓球場もありましたよー。
(なぜか卓球台率高し…ドイツ語圏だから?関係ない?)
朝食は他と変わらない内容でしたけど、食堂がとても気持ちいい環境だったので
なんだか美味しく感じる不思議…。この構造からして、元は何か別の建物で
リノベーションしたんでしょうね。
ロケーションはライン川(MASTERキートンに良く出てきますよね!)沿いで
気持ちいいですし、近くには現代美術館・市立美術館やカートゥーン美術館、
別の記事で紹介しようと思っている紙博物館などもあり、
僕たちは、2泊の予定を変更して他のホテルをキャンセルし、
3泊に延長するほど気に入ってしまいました。
相部屋なら朝食付き4000円ぐらいで宿泊できるので、
こっち方面に興味がある方はぜひぜひ行ってみてください。
<おまけ:バーゼルで見かけた広告>
スイスは全体的に広告が少ないのですが(電車やバスの中も、ほとんど何も無い)、
バーゼルはアートの街ということで、アート関連のものしか掲示されていない勢いでした。
たとえば駅前の一番大きなトラム乗り場に貼られていたのが、こんなの。
現代美術館のバス停の掲示板に貼られていたのも、こんなの。
一番大きな広場に行っても、ポスターが美術館や劇場のものしかなくて驚きました。
スイスは九州より少し小さい面積に、半分程度の人しか住んでいないので
商売の仕組みも違うとは思うんですけど(みんな情報ってどこで拾うんだろう…という疑問)、
この違いはとても新鮮で、面白かったです。
次回はバスでドイツに寄り道します。