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SENGAN-EN
仙巌園 鹿児島 世界文化遺産 オリエンテーションセンター

WORKVISIONS™さんとの協働で、鹿児島にある日本を代表する大名庭園「仙巌園」の敷地内に新設された「鹿児島 世界文化遺産 オリエンテーションセンター」のグラフィックを担当しました。

この施設は仙巌園に残っている「旧集成館反射炉跡」が2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つとしてUNESCOの世界遺産リストに登録されたことから生まれました。

薩摩の近代化ストーリーを分かりやすく紹介し、島津藩主・斉彬の思いや反射炉の構造、世界遺産登録の流れを分かりやすく紹介することが目的です。

制作にあたり、フォントなどは仙巌園の規定があったため、それに即した形で現地の学芸員さん、運営会社である島津興業の島津社長とやり取りしながら何度も修正を重ね、完成することが出来ました。

大砲の砲身を作るために使われ、日本の産業発展の礎となった「反射炉」の模型。熱を発生させる燃焼室と精錬を行う炉床が別室になっているのが特徴で、燃焼室で発生した熱を天井や壁で反射、炉床に熱を集中させることで鉄の精錬を行います。

今回の展示、島津興業さんの意向で全体的にかなり情報量が多いものになっています。制作中は正直なところ「仙巌園に来られるお客さんは庭園が目的のツアー客が多いから、滞在時間の短い人にも情報が入って行きやすい、ダイジェスト的な内容にした方がいいのでは」と思いながら作っていました。

しかし、実際に施設がオープンしてみると、センターを訪れるお客さんは皆さんしっかりとパネルを読み込んでいて、中にはスマホで全部のパネルを撮影する「お持ち帰り」の方も(撮影禁止ではないので問題ないです)。
自分たちの立場からの印象だけで物事を測ってはいけないな、という教訓になりました。

また、センターの前に停まっているキッチンカーのグラフィックも担当しています。高級感のあるホテルのようなイメージのロイヤルグリーンに、歴史と伝統を感じさせるため、碑文の文字を原型としたTrajanというフォントでタイポグラフィを組みました。

黒板はお店の方が描かれたのかな?いい感じです。

本当は鹿児島名物「きびなご」のフリットとビールで乾杯…と思っていたのですが、残念ながらフリットは売り切れ。
もう一つの名物であるさつまいもを使った、大学芋を頂きました。

鹿児島観光の際には、ぜひお立ち寄りください。

Creative Direction: Hiroshi Nishimura(WORKVISIONS™)
AD: Taro Misako
D: Nami Fukuda, Taro Misako
Space Design: WORKVISIONS™
Client: SHIMADZU LIMITED(Kagoshima)

Creative Direction: 西村浩(WORKVISIONS™)
AD: 三迫太郎
D: 福田奈実, 三迫太郎
Space Design: 株式会社ワークヴィジョンズ
Client: 株式会社 島津興業

Year: 2019
Creative Direction: Hiroshi Nishimura(WORKVISIONS™)
AD: Taro Misako
D: Nami Fukuda, Taro Misako
Space Design: WORKVISIONS™
Client: SHIMADZU LIMITED(Kagoshima)

Creative Direction: 西村浩(WORKVISIONS™)
AD: 三迫太郎
D: 福田奈実, 三迫太郎
Space Design: 株式会社ワークヴィジョンズ
Client: 株式会社 島津興業

Year: 2019