
2016年から継続してお手伝いさせて頂いている、熊本県山鹿市の山鹿灯籠振興会・ヤマノテさんの和紙工芸プロダクトを紹介するムービーの企画・制作をご依頼頂きました。
ヤマノテさんとのお仕事は、2017年に和紙モビール『TouRou』、18年に和紙アロマディフューザー『かぐわし』のプロダクトデザインを担当させて頂きましたが、2019年度の新商品『山鹿縁起飾り』は中庭日出海さんがデザインを担当されたので、今年は商品を紹介する印刷物などと合わせて、これまでに発表した3商品を紹介するムービーを撮ってはどうでしょう?と提案を行い、実現した企画です。
特にTouRouはゆったりとした動きが特徴のモビールなのですが、これまでスケジュールや予算の都合で映像が存在しなかったので、初めて動く姿を紹介することが出来て、とても嬉しいです。先日行われた展示会『ててて見本市』でも会場でムービーを紹介することができ、口頭や完成品を見せながらでは難しい伝統工芸・山鹿灯籠の制作プロセスを分かりやすく伝えられた、とヤマノテの冨田さんにも好評でした。
今回、僕は映像全体の企画とクリエイティブディレクションで入らせて頂いて、監督、撮影、編集はリトラシェアオフィス仲間の山中慎太郎(やましん)さんにお願いしました。山中さんは東北のものづくりを記録する『TOHOKU STANDARD』や、家具のカリモクの雑誌『K』の撮影を担当するなど、ものづくりを記録する、伝えることについて多くの実績を持つ写真家さんです。
音楽は山中さんの紹介で、音楽家の岡本憲昭さんに「神様に奉納する伝統工芸品」をテーマに制作して頂きました。岡本さんはご自身の音楽活動のほか、21_21 DESIGN SIGHTの『民藝』展で多くの「作り手」「伝え手」を紹介する映像や音楽を作成されている方で、以前もご一緒させて頂いた『kooge.co』プロジェクトに続いて協働できて嬉しいです。
こうして生まれた映像はYouTubeのほか、ヤマノテさんの公式サイト、facebook、instagramなどで紹介中です。
↓ヤマノテさんの3つのプロダクトの映像、ぜひご覧ください。